古物商許可を取得した際に警察から「防犯協会」への入会を勧められることがあります。 しかし、「古物商が防犯協会に入会するメリットやデメリットはあるのか」等、迷ってしまいますよね。
そんな、古物商が防犯協会に入会するメリットとデメリットに関する疑問は、本記事で簡単に解決できます。
本記事では、『古物商が防犯協会に入会するメリットとデメリット』を詳しくご紹介します。
防犯協会とは
防犯協会とは、地域住民の防犯意識を啓発し、地域ぐるみの防犯活動を促進することを目的に組織化された団体で、入会は任意です。
車の運転免許を取得している方は、「交通安全協会と似た組織」とイメージすると理解しやすいかもしれません。
防犯協会へ入会するメリット
前述のとおり、防犯協会への入会は任意です。したがって、防犯協会に入会するか否かの判断は、「古物商が防犯協会に入会するメリットとデメリット」を十分に検討し行う必要があります。
古物商が防犯協会へ入会するメリットは、以下の二つがあります。
- 盗品資料の提供
- 古物商同士のコネクションの構築
盗品資料の提供
古物商が防犯協会へ入会することで、「盗品資料の提供」を受けられます。盗品資料とは、盗難事件が発生した際に防犯協会が会員に提供する「盗品資料の情報」です。
古物商は、盗難品を無条件で所有者に返却する義務を負っています。たとえば、古物商が泥棒から盗難品を買い取った場合、古物商は所有者に無料(ただ)で盗難品を返却する義務があるということです。
盗品資料の情報を事前に把握することで、盗難品を買い取る不利益の可能性を下げることができます。
古物商同士のコネクションの構築
防犯協会は古物商の親睦会的な意味合いを持っています。そのため、古物商同士のコネクションの構築に役立ちます。
また、防犯協会は「講習会(勉強会)」を年に数回行っています。講習会(勉強会)では、「古物業界のトレンド」や「古物営業法の改正点や注意事項」を知ることができます。
防犯協会へ入会するデメリット
古物商が防犯協会へ入会するデメリットは、以下の一つがあります。
- 年会費が必要
年会費が必要
古物商が防犯協会に入会するには年会費が必要です。防犯協会の年会費は都道府県によって違いますが、たとえば、神奈川県の防犯協会の年会費は以下のとおりです。
- 団体・企業:1口1万円(3口以上)
- 個人:1口5千円(1口以上)
防犯協会に入会するメリットと防犯協会の年会費を比較検討し、最終的な判断を行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?
本記事は、「古物商が防犯協会に入会するメリットとデメリット」を詳しくご紹介しました。これで古物商が防犯協会に入会するメリットやデメリットで悩むことはありません。
防犯協会への入会を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。